本日、学大のエッセンティアのワイン会に参加してきました。
私の枠では、ヨーロッパ各国旅行経験多数のご夫婦と、代官山でソムリエをしていらっしゃる方が一緒でした。なかなかバックグラウンドが濃いメンバーでした笑
今回のテーマは
今飲みたいオレンジワイン会
ということで、ヨーロッパ各地のオレンジワインがずらりと!
普段はイタリアばかりなので、なかなか新鮮です!
特に気に入った以下の1, 9 ,10のワインについて軽くレポートします!
ワインリスト
- カサ・デ・モウラス / エンクルドーザ 2019 / ポルトガル・ダン
- セイエル・ノウ・メス / セレクシオ・3r・カルトゥシャ・ベルメイ 2021 / スペイン・カタルーニャ
- ドルゥヒ・グレフティ / ミュラー・トゥルガウ 2021 / チェコ・モラヴィア
- モメント・モリ・ワインズ / フィストフル・オブ・フラワーズ 2022 / オーストラリア・南オーストラリア
- レーベンホフ / ローシュトフ 2018 / オーストリア・シュタイヤーマルク
- アンドレア・ティレッリ / ムンタ 2019 / イタリア・ピエモンテ
- アレパ / カーザ・ディ・カンパーニャ・ビアンコ 2019 / イタリア・カンパーニャ
- ドラガ・ミクルス / リボッラ・ジャッラ・ミルクス 2017 / イタリア・フリウリ・ヴェネツィア・ジューリア
- トリンケーロ / ア・ユート・ビアンコ 2016 / イタリア・ピエモンテ
- カーゼ・コリーニ / チャボ・デル・モレート 2021/ イタリア・ピエモンテ
オレンジワインも世界各国で作られるように!
前半は、ポルトガル、スペイン、チェコ、オーストラリア、オーストリアのオレンジワイン。
これらの国のオレンジワインもちょいちょい見かけるようになりましたが、まだまだ多くはないという印象。
オレンジワインとはいえ、ブドウの品種やマセラシオン(果汁を果皮や種子と一緒に一定期間漬け込むこと)によって、その色の濃さ(オレンジ度合い)に差が大きく出ます。
オレンジワインと呼ばれていたとしても、色調が白ワインのように薄いこともあります。
香りも、繊細なものから、白い花のようにアロマティックなものまで、実に個性的です。
色、香り、味わい、旨味の違いをじっくりテイスティングで比較できるのがワイン会の魅力です。
さて、ポルトガルのオレンジワインの実力は・・・?
ポルトガルのオレンジワインは飲んだことあるようなないような記憶がおぼろげ・・・
というぐらい、ポルトガルのワインでオレンジワインが作られているという印象がありません。
さてさて、感想はというと
うーん、とても繊細!!
オレンジワインとは思えないくらいの色が薄らオレンジっぽいだけで白ワインみたいでした。
でも、香りはとても繊細!
桃・ハーブ・ミネラル・シナモン(薄らヴァニラっぽい)・ややオイリー
ミネラルやストラクチャーが前面に出ています。
果実味は穏やかで、オレンジワインらしくはないですが、最初に飲むワインとしてはこれはありです!
前菜や素材の味をしっかり楽しみたいときにこのワインを合わせたいなあ
ひそかに熟成させたトリンケーロ / ア・ユート
さて、途中のワインもそれはそれは素晴らしいものでした。
それ以上に素晴らしかったのが、やはりイタリアの自然派ワインの巨匠
トリンケーロ
のワインでした!
イタリアの自然派ワインの巨匠といえば、2人います。
それは、
ラディコン
グラヴナー
です。イタリア・フリウリのグラヴナーたちのマセラシオンをした白ワイン(つまりオレンジワイン)に大きく影響されたそうです。
今回出された、この「ア・ユート(a-iuto!) 2016」
なんとワイン会のオーナーさんがひそかに熟成させていたもの。色が濃いですよね。
品種は、シャルドネ、マルヴァジーア、アルネイス
色は濃いオレンジです。
香りはレモンやオレンジ、シナモン、ハチミツ、ややミントっぽいかな。結構複雑!
渋みも出ていて、ボリューム感ありです。でも、スルスルっと飲めてしまう・・・
さすがア・ユート!このワインを見かけたら必ず飲むようにしているぐらい大好きなオレンジワインです!!
カーゼ・コリーニのオレンジワインは幸せものでした!
最後のオレンジワインは、カーゼ・コリーニ!
畑のエチケットが特徴的です。
彼は地質学者でもあり、徹底的に自然な作り方にこだわっています。
さてさて、10杯目ということでややほろ酔い気味です。
香りはというと・・・これは!!
ザ・オレンジワイン以上のオレンジワイン!(何言っているのかわからない)
香りの印象は、オレンジピール・ハチミツ・ヨーグルト・シナモン
さらに、酵母の旨味がダイレクトアタックしてきます!
んー、うますぎるでしょ!
圧倒的すぎて言葉にできない・・・
もう少しオレンジワインを表現するための語彙を勉強してきます←
品種はモスカートで、急斜面で育つ高樹齢のモスカートを使用。
巨匠が作るワインはほとんどショップでは買えない(メルカリとかで高額で転売されているのは残念…)ので、こういうワイン会で飲むに限りますね!
おわりに
今回のワイン会も最高でした!
珍しく色々な国からのオレンジワインでしたね。
オレンジワインと一口でいっても、バラエティが非常に豊か!
マセラシオンする期間×品種の個性×生産者の掛け合わせの分、無限通りのオレンジワインができますね!
オレンジワインを色々飲んできているつもりだけど、初めて会うワイン、飲んだことがあっても違うヴィンテージのワインを嗜むのは楽しいものです。全然飽きることがない。そして、深い!
さらなるオレンジワインの魅力を探求・伝えるべく、飲み続けて参ります!
お読みいただきありがとうございました!
コメント